今日は目についてのお話で、「スポーツをするときの視力」の話です。
スポーツで優れたパフォーマンスを発揮するのには、
両目の視力が1.0以上必要であるということと、
両眼視機能が良好であることが重要と言われています。
人間の視力は生まれてから3歳ごろまで時間をかけて1.0に発達し、
視機能の発達は6~7歳ごろまでと言われています。
この期間に十分な視覚刺激(ピントのあった映像が網膜にうつること)が
得られないと弱視になってしまいます。
3歳児健診などで視力検査を行うのは、そのためであります。
矯正視力が不良だと競技パフォーマンスの低下だけではなく、
将来的に運転免許の取得や、なりたい職業に就くことが出来ないなど
お子様の将来に大きな影響を及ぼすことになります。
(飛行機のパイロットや客室乗務員、警察官や消防官、競馬のジョッキーなどは
視力の規定が定められています。)
斜視や弱視などで両眼視機能が不良だと距離感などがつかみにくく、
例えば野球ではバットにボールを当てにくくなったり、捕球する際に距離がつかみづらくなります。
特に小さなお子様の視力チェックは眼科に行っていただくのが安心です。